赤ちゃんこそ必要な鉄分

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赤ちゃんは、生まれるときに必要な鉄分は、胎児の時に蓄えられて生まれて来ます。生後6ヶ月くらいまでは、生まれて来るときに蓄えられて来たその貯蔵鉄と母乳に含まれる鉄分で足りるのですが、生後6ヶ月を過ぎる頃から足りなくなって来ると言われています。例えば、赤ちゃんの脳の発達に必要な成分の中で大切なものの1つが鉄分です。鉄分は脳の神経物質を作る上で大切な栄養素なのですが、赤ちゃんの脳が発達する大切な時期に先ほど述べたように不足しがちな栄養素でもあると言われているのです。

離乳食で鉄分補給

小児科の先生によってもまだ意見が分かれるようですが、生後6ヶ月を過ぎた頃から離乳食を与えて、鉄分を補うように指導している先生が多いようです。(しっかり母乳を1歳まで与えてから離乳食を取るように指導している方もいらっしゃいます。)どちらにしても、妊娠中や母乳を与えているお母さんは、十分鉄分の多い食生活を心掛けるようにすることは大切ですね。「鉄分の多い食品」で述べているように、小松菜やほうれん草など鉄分の多い野菜は、非ヘム鉄といって、体に吸収されにくい鉄分なので、ビタミンCの多い野菜などと一緒に食べることで吸収が良くなります。

赤ちゃんの時期は、栄養バランスに注意することはとても大切です。特に、鉄分がこの時期不足すると成長に遅れを来したり、貧血などの症状が出てきたりすると何年も影響が残ったりすると言われていますので十分気を付けたいですね。ただし、あまり気にし過ぎてもノイローゼになってしまいます。ですから、概ね、豆類・根菜類・海草類を中心にときどき魚などの消化の良い動物性タンパク質が入っているかな、という具合に離乳食を見てあげると良いかと思います。

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